映画2009#23:「チョレート・ファイター」(7月16日)

予告編で観た、あの凄まじい蹴りに惚れて観た。

映画#23:「チョコレート・ファイター

タイ映画。原題は「Chocolate」

タイのヤクザのボス(ナンバー8)の愛人であったジンと、バンコクに勢力を広めようとしていた日本人ヤクザであるマサシ(阿部寛!)の間に産まれた子供であるゼン(禅、女の子)が主役。
生まれながらにして脳に障害を持ち、心に病を持っている(?)が、人離れした反射神経と見たもの(動き)はすぐに頭にコピーして自分で動きを再現できてしまう才能の持ち主。
ハエ嫌い。マーブルチョコレート好き。

ある日母親のジンが白血病になってしまい、その治療費を出すためにかつてジンがお金を貸していた人から返してもらおうとゼンの幼馴染もムンと共に向かうが、そう簡単には返してもらえず。これがゼンを覚醒させ、戦いに発展させる。
何回か繰り返していくうちにナンバー8に目を付けられ、ついにはナンバー8との戦いにまで発展していく…といったお話。

この映画の何が凄いって、(可憐な少女である)ゼンから繰り出される過激なアクション!しかもノーCG、ノースタント、(ほぼ)ノーワイヤー!話が進んでいくたびにアクションもヒートアップ!
最近のアクション映画という部類の中でも、特に危険度も完成度も高い作品だったのではないかと思います。本編後のNGシーン集がとても痛々しい。。
タイで「レッドクリフ PART1」の2倍の興行成績があったのもうなずけます。

全国的に公開劇場数がすごく少ない中で、しかもド田舎な地元で観る事ができたのは、とてもラッキーだったと思います。


ちなみに…
・ゼンを演じたヤーニン・ウィサミタナン(愛称:ジージャー)はテコンドーの使い手。タイ国家が育成するテコンドーの特別強化選手にもなったことがあるそうな。あんな可愛くて強いだなんて…素敵!ドMな男子は惚れるよ。「あんな可愛い女の子に回り蹴りされたい!」って(笑)
・本編最初と最後のナレーションが阿部寛による日本語ナレーションだったのは日本だけのオリジナル、だそうだ。